このみぃる という歌手がいる。
http://konomeal.mukade.jp/
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まだ歳は若い。本人の言葉を借りるならば
「戦争もバブルもイカ天も知らない世代」
。
昨年、、? か 今年の頭だったか、、
森本藤井デュオとして出演したライブで共演者として出演していて
一発で気に入ったのでした。
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さて、そんな このみぃる の新作 『さよなら』 を聴く
。
アルバム『平成歌謡文学』に収録されていた「時代」のリメイクからはじまる
。
いきなり、こう、今までのこのみぃる作品と違い
密室で歌っているかのような生々しい音質
音質良いか悪いかで言えば悪い、急激に悪くなってる
。
ただ、
生々しい ギター一本と歌 激情
目の前の狭い金属製の箱の中で演奏してるんじゃねぇかっていう感じ
時代、ハニー、とヘヴィめな曲が続き
続いてやはり『平成歌謡文学』収録の名曲「グッバイ」のリメイク
これはすごくポップな曲なんだけど この曲すらすごい極悪なまでの生々しさでせまる
このみぃるはPJ Harveyの域に近づいたかもしれない
これ、アルビニが録音したら最高だろうなぁ
。
なんか、質感としては、森本在臣『曜日感覚』に近い
あれがアシッド&カレッジなフォークならば
こっちはグランジ通過後って感じ
。
ライヴでも私は聴いたことなかった新曲の「箱根」、
これは古いフォークみたいな感じもある
で、この曲の感想の歪みギターが凄い
たしか彼女はガバナーがメインの歪みエフェクターはずだったけど これガバナーか?
なんかすっげーーー音してるぞ
その歪みから一転した風景がまた美しい
。
箱根 いきてーーー
!
「鎖」、は、開放弦を効果的に使った不協和音なコードが新境地な感じがする
ソニックユースか森本在臣か、みたいな
そして曲のミニマルシンプルモノクロポップな感じは The Cureの『Faith』に通じる
。
旧作 『街』 の京都でのLiveバージョンはまたえぐい
いつもより声がえぐい
京都だからか? 重いリズムマシン(生かも?)をバックにドスを利かせ歌う
村八分ばりですよ!
!
ラスト前の「つまんない」って曲 いきなりCMがはじまったかのような変わりよう
これまでの6曲が映画で、
エンディングテーマか自作予告か、
ってくらい違う
、、、
やっぱエンドロールだったのかな
、、、
で、ラストに、最近ライブで存在感が凄い圧巻の名曲 「二人で」
あの森本在臣がライブや『Materials Vol.1』 でカバーした曲
これはね、凄い
ギターがガツリと何かの塊のようにせまってくる
感極まり気味の歌が精神の中枢にせまってくる
俺はこれ聴くと泣きそうになる
。
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とにかくね
。
ぶっといエレキギターと密室と情念と女の子
、
チェック!!
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通販は本人のサイトから ↓ 過去作品含め試聴できます
http://konomeal.mukade.jp/sub2.html