
森本在臣というミュージシャンがいる
20代半ばすぎ
電機姉というバンドのBass & Vo.
ギター弾き語りのソロもやる
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その他の活動で、堕空、EthNoisArkestra、森本藤井デュオ、Free Sex Maniaなどなど
私と一緒に活動することも多い
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が彼は一個の独立した有能なミュージシャンである
特に電機姉、及び、ソロ、は素晴らしい
純粋に好きなミュージシャンだ
多才ゆえに印象がぼやけている可能性もあるが
とにかく彼の才能は『曜日感覚』という弾き語りアルバムを聴けばわかるはずだ。
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そんな彼が『materials』題されたシリーズもののCD-Rの製作をはじめた。
これは彼が自分のルーツ?好きな曲?
とにかく彼の中の何かをカバーという形で発表するシリーズのようだ。
第三弾まで予定されているらしい。
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その第一弾が発売された。 Morimoto Ariomi『materials. vol.1』
上の画像、ジャケ。黒いのは背景。つまり真っ白な紙ジャケ。
中を開けると手書きの文字。そして幼少期の写真の白黒コピー。
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- 優しい悪魔(キャンディーズ)
- 友達だった奴らへ(猫)
- グッバイ(このみぃる)
- それはスポットライトではない(浅川マキ)
- 青年は荒野をめざす(フォーククルセイダーズ)
- 時計をとめて(ジャックス)
- お金がほしいな(城戸さよこ)
- Heart of gold(Neil Young)
- 夜行少年(ザ・スラッヂ)
- 風に吹かれていこう(やまがたすみこ)
- アビーロードの街(かぐや姫)
- スーツケースブルース(サンハウス)
- Mrs.Robinson(Simon & Garfunkel)
- Rain and tears(Aphrodite's Child )
- 二人で(このみぃる)
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選曲だけ見ても実にバラエティにとんだ内容だ。
いきなり思いっきりSuicideのGhost Riderなアレンジのキャンディーズにやられる。
はっきり言って音質はそれこそ亡霊のようにもやもやと抜けの悪い音。
しかし、それがまた森本氏っぽい。ところてんのような。
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キャンディーズはずっとスーサイドで、まぁ遊び心が効いてる。
ちなみに声はアラン・ヴェガより気持ち悪い(褒め言葉)
その後は私の大大大好きな現役の若き歌手、このみぃるのカバーも含みつつ
優しさの奥底にうっすらと悪意がみえるような簡素なフォークが続く。
このみぃる「グッバイ」のカバーは、、いいね。つうか曲も歌詞も元から最高なんである。
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高円寺の名物娘キドちゃんの「お金がほしいな」のカバーは身にしみる、、。。
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最後に再びこのみぃる「二人で」のカバーが登場するんだけど、 それが、下手っぴなピアノ弾き語りで、、、
壊れていて美しい
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セピア色の写真の中の壊れたおもちゃ
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彼の中の何かがダイレクトに見えた気がして、、、精神の間近まで音が来た、、
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これは名盤です。
森本ファンは必買。
ヤマジカズヒデの「Sunday Paffce」、Fujii MasahideのウサギCD-R、 が好きな人も買ったほうがいい。
それ以外では都内のライブハウス情報をこまめにチェックし「電機姉」「EthNois Arkestra」「堕空」などのライブに行くと物販で購入可能。
CD-Rで¥1000だそうです。