2008/06/01

ダブル・トリオは化石になった Vrooom Vrooom

90年代初頭。突如二度目の復活をとげたモンスター、KING CRIMSON。
80年代のクリムゾンはポリリズムとかミニマリズムとか、リズム中心のアプローチだった。
あれはあれで、賛否両論ではあったが、最後のライブでの凄まじさが示すように、進化として意味があった。
では再度復活するにあたってクリムゾンはどのような進化を選ぶのか、、、
となった時に
彼ら、いや、あえてこう書こう、Robert Fripp、が提示したものは
ダブル・トリオ
 つまり、
80年代クリムゾンでリズムの柔軟な強靭性、アンサンブルの緻密さを突き詰めることによるある種の特殊なパワー発生、を突き詰めたが、そこには「軽い」という弱点があった。
じゃぁどうしよう、70年代クリムゾンには重く硬い強靭な質があった。
そうだ合体させちゃえばいいじゃん。しかもより強固にしちゃえ、、
ってことで、ギター×2、ベース×2、ドラム×2
という合体ロボみたいな発想のこのラインンアップができたしまったのだ。
で、結果どうだったかというと、、、
ダブルトリオ・クリムゾンは スタジオ盤はいまいちだった
なんだか中途半端だったんだ
アルバムも結局一枚しか作らなかったし
アイデアが先行して練りこめなかったのかもしれない
なんだけどこのライヴ盤、ここでのダブルトリオクリムゾンは素晴らしいこれは
特にDisk 1
ガツンガツンで かっこいい  インダストリアル・クリムゾンの良さが出てますなこれは
これをうまくスタジオ盤で消化できれば、、、
80年代はアブセント・ラバーズ
90年代はこれ って感じで
OK
同時期のライブ映像